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西鉄、ベトナムで大規模住宅開発

「WATERPOINT(第1期)」イメージ

 西日本鉄道(株)は、ベトナムにおいて、分譲住宅事業「WATERPOINT(ウォーターポイント)プロジェクト」に着手した。

 現地の大手住宅ディベロッパーのナムロン インベストメント コーポレーション(ホーチミン市、会長:グエン・スアン・クアン氏)と共同プロジェクトとなる、戸建住宅を中心とした大規模複合開発。開発面積164万9,200平方メートル。総区画数約3,035区画。総事業費は約316億円。住宅のほか、学校や病院、バス停などの共用施設、スーパーマーケットなどの商業施設も配置される予定。

 計画地であるロンアン省は、ホーチミン市から車で約45分に位置。人口約150万人の都市で、人の流動や近郊の工場開設に伴う雇用の増加等により、多くの住宅需要が見込まれている。同社が培ってきたバス事業のノウハウを生かし、公共交通と一体となったまちづくりを行なう予定。同エリアからホーチミン市内に向けて、通勤・通学の時間帯は高速バスを約5~15分間隔で運行する計画。

 全4期に分けて開発し、2023年を目処に全区画の引き渡し完了を目指す。第1期(総区画数550区画)は、平均販売価格が約1,030万円。販売開始は19年。工期は19~20年。

 同社では、今後もベトナムや近隣のASEAN諸国での開発を推進していく。


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