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空き家所有の悩み、トップは「自宅から遠い」

 ハイアス・アンド・カンパニー(株)は19日、「空き家に関する問題意識アンケート」調査結果を発表した。首都圏4ヵ所で行なった「空き家対策セミナー」の来場者を対象にアンケートを実施。調査期間は5月19日~6月16日、有効回答数は70名。

 空き家を所有することにおける悩みや問題では、「場所が自宅から遠い」がトップに。遠方にあって状況を逐一確認しづらいなど、距離がネックになっていることが分かった。問題を感じている空き家もしくは実家の所在地は、「県内」が42.6%、「県外」が57.4%となった。

 空き家の管理方法については、66.7%が「自身が定期的に管理している」と回答。「管理会社に委託している」は4.8%にとどまった。所有形態は、「単有(1人で所有)」が80.7%、「複数人で所有している」が19.3%。

 空き家の今後の対策方法として興味があるのは、「売却」が41.3%でトップ。「空き家の利活用」(25.3%)、「遺産分割対策」(12.0%)、「認知症対策」(12.0%)と続いた。


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