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ビル事業の好調で増収増益/三菱地所19年3月期1Q

 三菱地所(株)は3日、2019年3月期第1四半期連結決算を発表した。

 当期(18年4月1日~6月30日)の営業収益は2,726億6,000万円(前年同期比16.4%増)、営業利益は453億2,200万円(同26.4%増)、経常利益は398億7,700万円(同26.0%増)、当期純利益は252億9,700万円(同41.1%増)となった。

 主力のビル事業では、物件売却収入・利益の増加および新規ビルや既存ビルの賃貸収入・利益の増加などにより営業収益1,495億5,100万円(同35.5%増)、営業利益373億2,300万円(同16.6%増)と増収増益に。空室率は、丸の内におけるテナントの入れ替えに伴う一時的な空室が発生。全国全用途は2.08%、丸の内事務所も2.03%と上昇したが、跡貸しも想定通り進捗しているため、期末予想に変更はない。
 平均賃料は、丸の内の新規ビルにおける賃料発生および丸の内を中心とした既存ビルの賃料増額改定により、全国全用途2万6,280円と上昇した。

 住宅事業は、分譲マンション売上の減少等により営業収益689億6,600万円(同4.4%減)と減収となるも、物件売却益の増加などにより営業利益は12億3,800万円(同221.1%増)と大幅に増益となった。

 通期については、営業収益1兆2,900億円、営業利益2,150億円、経常利益1,910億円、当期純利益1,230億円を見込んでいる。


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