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営利12%増に/住友不19年3月期1Q

 住友不動産(株)は9日、2019年3月期第1四半期決算(連結)を発表した。

 当期(18年4月1日~6月30日)は、売上高3,082億5,000万円(前年同期比13.8%増)、営業利益712億5,800万円(同12.8%増)、経常利益705億7,800万円(同12.6%増)、当期純利益486億1,600万円(同13.6%増)。

 不動産賃貸事業では、前第4四半期に竣工した「住友不動産大崎ガーデンタワー」など新規ビルの開業費用があったものの、テナントの需要は旺盛だったのに加え、既存ビルの賃料上昇効果もあり、増収増益を確保。セグメント売上高は896億3,500万円(同3.2%増)、営業利益381億8,300万円(同3,500万円増)。期末の既存ビル空室率は4.7%(前期末比0.2ポイント低下)。

 不動産販売事業では、マンションの契約戸数が1,314戸(前年同期比448戸減)と減少したものの、当期計上予定戸数に対する契約戸数が約80%になるなど好調に推移している。セグメントの売上高は1,685億7,200万円(同25.0%増)となった。完成在庫は竣工1年超が376戸(同119戸減)、竣工1年以内が1,014戸(同380戸増)。

 このほか、完成工事事業は新築そっくりさん、注文住宅が共に堅調。セグメント売上高は321億200万円(同2.6%減)、営業損失5億2,900万円(前期:営業損失3億7,300万円)。不動産流通事業は仲介件数が過去最高となるなど好調に推移し、セグメント売上高167億2,800万円(同4.6%増)、営業利益45億7,500万円(同0.9%減)だった。

 通期業績については売上高9,700億円、営業利益2,130億円、経常利益1,950億円、当期純利益1,300億円を見込む。


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