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不動産投資オーナー、仮想通貨を長い目で判断

 (株)クレアスライフは21日、仮想通貨に関するアンケート調査結果を発表した。不動産投資オーナー、非不動産投資オーナー588名を対象に、6月30日~8月6日にアンケートを実施。仮想通貨より参入ハードルが高い不動産投資を行なうオーナーと非不動産投資オーナーで仮想通貨に対する考え方はどのように違うのかを検証した。

 「仮想通貨への投資は成功しているか」との設問では、不動産投資オーナーは、約半数の53.3%が「どちらでもない」と回答。非不動産投資オーナーは、約半数の50.0%が「成功していると思う」だった。不動産投資オーナーは、投資の成功・失敗に対して長い目でみる傾向が高いのに対し、非不動産投資オーナーは、「成功していると思う」「失敗していると思う」と回答した人が合わせて約90%と、成功か失敗という判断を下していることが分かった。

 仮想通貨への投資開始時期では、不動産投資オーナーの79.5%が、仮想通貨が最も話題となった2017年から18年に始めたのに対し、非不動産投資オーナーの83.3%が、16~17年にかけて始めていた。不動産投資オーナーは、話題となった場合でも、その動向を見極めて結論を出す傾向にあり、非不動産投資オーナーは、投資に関しては流行に敏感で、新しいものにはいち早くチャレンジする傾向にあった。

 また、不動産投資オーナーが仮想通貨に取り組んだ理由の多くは、「話題になったから」であるのに対し、非不動産投資オーナーは「儲かりそう」という理由が見受けられた。


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