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ポラスG、北習志野に91棟のIoT分譲住宅

「アドバンスドプレイス船橋・北習志野」モデルハウス外観

 ポラスグループの(株)中央住宅とポラスガーデンヒルズ(株)は30日、グループ初となるIoT活用の大型分譲住宅「アドバンスドプレイス船橋・北習志野」(千葉県船橋市、総戸数91棟)のモデルハウスを報道陣に公開した。

 同分譲地は、新京成電鉄・東葉高速鉄道線「北習志野」駅徒歩13分に立地。開発面積1万3,833平方メートル。まちは「フィンテック街区(37棟)」、「ヒーリング街区(26棟)」、「サードプレイス街区(28棟)」の3つで構成。「フィンテック街区」は、HEMSを標準装備し、ライフプランに合わせたファイナンシャルサービスが受けられる。「ヒーリング街区」は、スピーカー付きダウンライトを標準装備。音や香り、照明計画で、落ち着ける空間を提案する。「サードプレイス街区」は、棟ごとに土間や中2階などで、スタディリビングをプランニングする。

 IoTを活用し、室内環境のコントロールを図り、快適さと省エネ性を実現。全棟にタブレットを標準装備し、給湯・照明・エアコン等の操作や電子回覧板が閲覧できる。外出先から戸締まり確認や施錠、気象警報と連動させて自動でシャッターを閉めることも可能。夜間にはポーチ灯や外壁灯を自動点灯させる「灯かりのいえなみ協定」を締結し、各棟、まち全体で防犯や防災・減災を図る。各棟の宅配 BOX 以外にも、分譲地内の一画に、オープン型宅配便ロッカーを設置。カースペースシェアも導入する予定。

 第1期販売は、「フィンテック街区」の33棟で、8月10日より開始。プランはステージリビング、フルフラットキッチンなどが特徴の「アリーナ」、段差を設けてキッチンとダイニングの目線の高さを揃えた「ビストロ」、カフェカウンター、マルチスペースのある「プラザ」、モザイクスタイルキッチン、スタディカウンターなどを備えた「キャンパス」の4つを用意。敷地面積100.08~140.10平方メートル。建物面積93.46~110.13平方メートル。間取りは2LDK~5LDK。販売価格は3,580万~5,380万円(税込み)。

 ホームページなどから約150組、内覧会などの来場客約60組を集客しており、第1期は16棟が契約済み。属性は一次取得者が大半で、世帯主年齢は30代後半が多かった。現住所は船橋市内45%、近隣市町村25%、都内20%。勤務先は都内58%、千葉市17%。想定ターゲットの共働き世帯よりも専業主婦世帯が多かったという。IoTに関してはそれほど浸透しておらず、立地と周辺環境の希少性に着目する人が多かった。

 今後の販売は、第2期(26棟)は2018年10月初旬、第3期(32棟)は同年11月下旬の予定。今回の分譲を機にIoTを使った新たな商品を展開していく。船橋エリアではこれまでも定期的に大型分譲を行なってきたが、9月からは西船橋(31棟)、八千代緑が丘(第2弾、92棟)、本八幡(38棟)で分譲を予定。東武野田線を中心に展開していた分譲を、総武線でも増やしていく。

段差が特徴のプラン「ビストロ」


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