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三井ガーデンホテル日本橋プレミア、13日に開業

「三井ガーデンホテル日本橋プレミア」外観

 三井不動産(株)と(株)三井不動産ホテルマネジメントは6日、13日に開業する「三井ガーデンホテル日本橋プレミア」(東京都中央区、客室数264室)をマスコミに公開した。

 東京メトロ銀座線・半蔵門線「三越前」駅地下直結、JR総武線「新日本橋」駅地下直結。今年6月に竣工したオフィス・ホテル・商業店舗からなる複合施設「OVOL(オヴォール)日本橋ビル」の1階および上層階(9~15階部分)に入居する。

 江戸時代から続く数々の老舗や歴史的建造物が建ち並ぶまち「日本橋」をイメージし、江戸切子をモチーフにした照明など、和を意識した「オリエンタルモダン」をデザインのテーマとした。
 また、「日本橋」は、かつて五街道の起点として、人と人、人と物など、多くのものが“つながる”場所であったことから、日本橋をイメージしたアートなどを用いて、エントランスから客室に至る空間をシームレスに「つなぐ」ことを意識した設計を取り入れた。1階エントランスには、日本橋エリアのアクティビティと観光客を「つなぐ」機能として「日本橋インフォメーションカウンター」も設置。着物を着たスタッフが日本橋エリアの観光・グルメ、体験型コンテンツなどの情報を、多言語(日・英・中・露・伊)で紹介する。

 客室(10~15階)は、ダブルタイプやツインタイプなど多様なニーズに合わせた9種類を用意。全室、20平方メートル以上を確保し、バス・トイレ・洗面を分離した。室内デザインは、「江戸」、「日本橋の川」、「職人のこだわり」といったイメージを取り入れ、インテリアの一部に江戸切子模様や日本橋川を表すアートを配し、洗面台には信楽焼の特製ボウルを採用している。

 9階には、日本文化の象徴として宿泊客専用の「Japanese Bath(大浴場)」も設けた。

 同ホテルは3月から予約を開始し、予約状況は順調。 (株)三井不動産ホテルマネジメント代表取締役社長の足立 充氏は「観光・ビジネス客をターゲットにインバウンド比は5割程度を見込んでいる。3年後に85%以上の稼働率、平均客単価は1室当たり2万5,000円前後が目標」などとコメントした。

「スーペリアツイン」(26.4平方メートル)


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