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三宮の再整備、優先交渉権者に選定/三菱地所他

「雲井通5丁目地区再整備事業」イメージ

 三菱地所(株)は11日、「雲井通5丁目地区再整備事業」(神戸市中央区)において、事業協力者の優先交渉者に選定された。

 JR、阪神電鉄、ポートライナー「三宮」駅周辺は、中・長距離バス乗降場が6ヵ所に分散し、利便性や交通弱者への配慮が十分とはいえず、一部の交差点にバスが集中して慢性的に渋滞が発生するなどの課題があった。そこで、神戸市が2015年9月に「三宮周辺地区の『再整備基本構想』」において、新たなバスターミナルを整備することを位置付け、18年3月に「新たな中・長距離バスターミナルの整備に向けた雲井通5・6丁目再整備基本計画」を策定。雲井通5丁目再開発(株)が事業者を募集してきた。

 代表事業者を務める三菱地所のほか、三菱倉庫(株)、神鋼不動産(株)、(株)東畑建築事務所、(株)再開発評価の5社は“「つなぐ」~神戸と世界とつなぐ、未来へつなぐ、次世代の都心創造プロジェクト~”というコンセプトのもと、地区面積約1.2haにオフィス・ホテル・商業機能・観光機能を取り入れながら、西日本最大級のバスターミナルや図書館などの公共施設を設置する事業を提案し、優先交渉者に選定された。

 25年度の竣工を予定している。


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