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対話型AI導入で高齢者の健康増進に効果が

実証のイメージ

 (株)長谷工アネシスと(株)長谷工シニアホールディングスは27日、対話型AIロボット「ZUKKU(ズック)」を活用した高齢者の健康増進サポート実証を実施したと発表した。

 ZUKKUは、(株)ハタプロ(東京都港区、代表取締役:伊澤諒太氏)が開発した、手のひらサイズAIロボット。特殊な設定の必要なしに、スイッチひとつでクラウドとの通信が可能。話しかけられた情報をクラウド型マーケティング管理システムに蓄積して可視化し、人を手助けする提案や行動を促進する。

 長谷工シニアHDは2018年5~8月の期間、同社が運営する自立型の有料老人ホームにおいて入居者5名(平均年齢76歳)を対象とした実証を行なった。

 ZUKKUが音声とタブレットの画面表示により入居者に話しかけ、対話ログを蓄積。また、毎日のセルフチェックによる暮らしの情報(食事バランスや活動、社会参加状況、体調など)をもとに生活改善につながる情報を提供した。

 結果、ZUKKUからの話しかけによる入居者の暮らし情報の取得、およびZUKKUからの健康アドバイスよる入居者の生活の変化を確認することができた。

 今後は対象者を拡大して情報量を増やすとともに、高齢者向け健康増進サポートのプラットフォーム構築を進めていく考え。


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