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仙台でNearly ZEB基準満たしたビルを竣工

東北地方で初めてNearly ZEB基準を満たした

 積水ハウス(株)は28日、Nearly ZEB(二アリーゼブ)基準を満たす事務所ビル「積和建設東北(株)新社屋」(仙台市泉区)を竣工したと発表した。

 ZEBとは、建築計画の工夫により日射遮蔽・自然エネルギーの利用、高断熱化、高効率化によって大幅な省エネルギーを実現した上で、太陽光発電等によってエネルギーをつくり、年間の一次エネルギー消費量を正味ゼロまたはマイナスとした建築物。Nearly ZEBは、これに限りなく近い基準を満たしている。

 今回建設した事務所ビルは、敷地面積約6,037平方メートル、延床面積約1,986平方メートル。重量鉄骨梁勝ちラーメン構法「フレキシブルβシステム」2階建てで、高断熱複層ガラスや高効率空調設備、LED照明、大容量太陽光発電システムの搭載により一次エネルギー消費量を77%削減、Nearly ZEBの基準を満たした。

 同社では、フレキシブルβシステムの設計自由度や敷地対応力、大空間・大開口に加え、高品質や短工期という面を生かし、非住宅領域への展開を加速する考え。


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