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明和住販流通センター、新社屋が竣工

地下1階地上6階建ての新社屋外観。外壁は四面すべてが御影石貼り

 (株)明和住販流通センター(東京都世田谷区、代表取締役:塩見紀昭氏)はこのほど、本社新社屋を竣工。5日、関係者向けの見学会を開催した。

 新社屋は、東急電鉄世田谷線「若林」駅徒歩3分に位置。敷地面積693.17平方メートル、延床面積2,686.13平方メートル、鉄筋コンクリート造地下1階地上6階建て。これまで別々の場所で業務を行なっていたグループ会社2社((株)快適空間、(株)明和管財)も新社屋に合流する。

 外壁やエレベーターホールの床は御影石貼りとし、ホールの壁面には大理石を採用している。雨どい、排気、給気ガラリは外壁面に出ないよう隠蔽配管に。オフィスフロアの二重床システムの耐荷重は5,000Nを採用、構造設計は建築基準法上の耐震基準の1割アップとした。また、全フロア空調設備に加湿器を設置したほか、照明はすべてLEDを使用。防犯カメラ設置やSECOMセキュリティを導入、入退館はすべてカードでの認証を必要とするなど、防犯性も高めた。

 2~4階をオフィスフロアとし、4階には社員同士のコミュニケーションの場となる休憩室やリラクゼーションルーム、打ち合わせスペースを設置。5階には、60名対応の大会議室・セミナールームを設けた。1階の応接室は全4部屋、そのうちの1部屋はIT重説に対応した設備を備えている。地下1階には、これまで5ヵ所に分散して保管していた書類の保管庫と、防災用品を備蓄する倉庫を確保。18台収容可能な機械式駐車場も備えている。

 同社は1987年の創業。賃貸管理会社として、30年間で売上高は約100億円、管理戸数は1万戸に達する。新社屋での業務開始は9日から。

地下1階の書類保管庫。これまで5ヵ所に分散して保管していた書類を集約した
1階・第2応接室はIT重説の際に使用できる環境をつくった


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