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23区の19年竣工共同住宅、台東区が最多

 (株)マーキュリーは25日、東京23区の2019年共同住宅供給数の調査結果を発表した。自社で収集している建築看板情報から、用途に共同住宅を含む、鉄筋コンクリート造もしくは鉄骨鉄筋コンクリート造の新築物件で、19年に竣工予定の物件をピックアップ。区別に集計した。

 供給物件が最も多いのは台東区114物件。2位以下は江東区89棟、品川区85棟と続いた。トップの台東区は、物件数自体は多いものの小ぶりな物件が多く、平均敷地面積は269平方メートル、平均延床面積は1,692平方メートル。2位の江東区は敷地面積925平方メートル、延床面積4,101平方メートルだった。

 供給数が最も少ないのは葛飾区で、物件数は16物件。同社では、相場の上限が高くなりにくいエリア性があることから、新築マンションの事業化が鈍化していると分析した。

 また、延床面積10万平方メートルを超えるビッグプロジェクトは、「シティタワーズ東京ベイ」(江東区、地上33階地下1階建て、総戸数1,539戸、16万1,000平方メートル)と「パークタワー晴海」(中央区、地上48階地下1階建て、総戸数1,076戸、12万798平方メートル)。共に湾岸エリアで大手ディベロッパーが手掛ける物件だった。


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