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賃貸HS、導入後平均1ヵ月で成約

 (一社)日本ホームステージング協会は1日、「第2回ホームステージング実態調査(ホームステージング白書2018)」の結果を発表した。調査期間は17年7月~18年5月。会員へのアンケートと協会ホームページでデータ収集した。回答総数は2,426件だが、未回答項目が多かったことから、売買における物件査定価格と売却価格、成約までの日数などの公表はされていない。対象物件数は、マンション799戸(賃貸156、空室(売買)634、在宅(売買)9)、戸建て191戸(賃貸5、空室177、在宅9)。

 ホームステージングにかかった費用は、空室が平均22万3,480円、賃貸6万8,337円、在宅7万3,841円と、売買においては在宅のコストパフォーマンスが目立った。また、賃貸はホームステージング導入前家賃が平均6万7,358円が、導入後6万8,691円と約1,300円上昇していることから、手法の多様化やスキルアップで改修できるとした。空室ホームステージングの費用負担は、97%が「不動産会社」だった。

 空室、賃貸、在宅それぞれのホームステージング導入までの空室期間と、導入から成約までの期間を見ると、空室が導入前36日・導入後58日、賃貸が導入前91日・導入後33日、在宅が導入前70日・導入後29日と、賃貸と在宅のホームステージングでは、2~3ヵ月間空室だった部屋が、導入により1ヵ月前後で成約している様子がうかがえた。


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