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森トラスト、城山でデリバリー実証実験

注文者はスマートフォンアプリを通じてカフェの一部メニューを注文・決済

 森トラスト(株)は11日、「城山トラストタワー」(東京都港区)でモバイルオーダーサービスと搬送ロボットを用いたオフィスビル内でのデリバリー実証実験を、2019年1月から開始すると発表した。

 サービスロボット開発を手掛けるSavioke Inc.(サビオーク社、米国カルフォルニア州)が開発した搬送ロボット「Relay」と、IoTを駆使したデジタルプラットフォームを提供する(株)Showcase Gig(ショーケース・ギグ)の「O:der」を活用。自律走行可能な「Relay」が、自らエレベーターを操作し障害物を回避しながら指定された場所まで品物を運ぶ。

 実施店舗は同ビル1階「Café& Deli G GC o(ジージーコー)」。実証実験では、注文者がスマートフォンアプリを通じてカフェの一部メニューを注文・決済すると、ロボットが1階のカフェから注文者のオフィス入口、または店舗周辺の座席(一部)まで商品を配送。注文者は、待機している「Relay」の画面にパスワードを入力して商品を受け取る。配送エリアは1階カフェ周辺のテーブルから、ビル高層階まで順次拡大する予定。

 実施期間は、6月末までの予定。同実証実験を通じて、高層ビルにおけるデリバリーサービスのニーズや、利用者の満足度、店舗の運営効率や事業性などを検証していく。

ロボットが1階のカフェから注文者のオフィス入口、または店舗周辺の座席まで商品を配送する


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