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学生寮のコミュニケーション活性化、学生が活動報告

3学生寮の代表が活動を報告した

 (株)共立メンテナンスは13日、UDXカンファレンス(東京都千代田区)にて「RA活動報告会」を開催した。

 「RA」とは、「レジデント・アシスタント」の略で、同社の運営する学生寮のコミュニケーション活性化等のために活動する入居学生有志のこと。学生寮を住む場所としてだけではなく、学びと育成の場としても活用しようと、同社が2015年に導入。現在29学生寮で約80人のRAが活動している。

 活動報告会では、3つの学生寮での活動を代表事例として、それぞれのRAが紹介。そのうちの1つ、跡見学園女子大学専用学生寮「メゾン音羽」(東京都文京区、定員94人)では、「外とつながる寮」をコンセプトにした活動を発表。文京区と大学が提携して実施している災害時の「母子救護訓練」の運営協力や近隣母子の参加増加等に取り組んだ。また、近隣の警察署と共同で安全パトロール等も実施。そうした活動への参加を寮生に働きかけていったことで、RAではない寮生が地域安全イベントでの活動報告の発表者に名乗り出てくれるなど、積極性も上がったという。

 このほか、ほかの代表寮のRAからは、希薄だった寮内コミュニケーションをイベントを実施しながら試行錯誤していき寮内活性化につなげていったという報告や、RAが活動を通じてどうやって自分の将来像に向き合った経験談などが語られた。

 代表事例の発表後は、各学生寮のRAがそれぞれ活動を紹介するポスターの前で活動をプレゼンテーションしながら参加者と意見交換する「ポスターセッション」も行なった。

ポスターセッションでは各学生寮の代表が参加者と意見交換した


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