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18年最優秀リノベ作品は「門司港を臨む部屋」

「リノベーション・オブ・ザ・イヤー2018」の受章者

 (一社)リノベーション協議会は13日、「リノベーション・オブ・ザ・イヤー2018」の総合グランプリを発表。授賞式を開催した。

 同協議会加盟企業900社超の施工事例の中から、1年を代表するリノベーション作品を決定するコンテスト。今年で6回目の開催。施工費別に、「500万円未満」「1,000万円未満」「1,000万円以上」「無差別級」の4部門に事例を分類し、ノミネート作品を選出。1次審査はSNSを活用し、消費者の「いいね!」の数で決定。最終選考は、業界新聞や雑誌など住宅系を中心としたメディアの編集者からなる委員が選考を行なった。

 今回は、前年比約1.5倍の246作品がエントリー。9月1日~10月20日に一次選考を実施、最終選考に進む64作品を選出した。「いいね!」の数は前年比約3倍の2万6,191で、参加企業数は79社。

 総合グランプリには、(株)タムタムデザイン(北九州市小倉北区、代表取締役:田村 晟一朗氏)の「黒川紀章への手紙」(1,000万円未満)を選出。同作品は、建築家・黒川紀章氏が北九州市門司港で設計した高層マンションの20階部分をリノベーションしたもの。“関門海峡への道”をコンセプトに、玄関、キッチン、リビングなどすべての空間から絶景が見渡せるよう、腰壁上部をすべてガラス張りとした。施工面積は69.08平方メートル、施工期間は3ヵ月、施工費は700万円(税込み)。

 大会を総評して、審査員から「リノベーションの可能性を感じた」「新しいプレイヤーが参入して視点が広がった」「オーダーメイドと買取再販リノベの差が大きく縮まった」などの声が挙がった。


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