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18年上期の首都圏マンション、完成物件は191物件

 (株)不動産経済研究所は16日、2018年上半期(1~6月)の首都圏マンション完成物件動向を発表した。首都圏1都3県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)における完成物件をまとめたもので、18年6月以前に発売した物件に限定して集計している。

 同期の完成物件数は191物件、総戸数は1万8,882戸。17年上半期(17年6月以前に発売された物件のみ集計)の184物件・1万7,499戸に比べ、物件数では7物件(3.8%)、戸数では1,383戸(同7.9%)上回った。

 エリア別では、都区部91物件・7,108戸(前年同期:92物件・7,852戸)、都下21物件・3,832戸(同:21物件・2,380戸)、神奈川県40物件・4,194戸(同:35物件・3,185戸)、埼玉県26物件・2,526戸(同:17物件・2,273戸)、千葉県13物件・1,222戸(同:19物件・1,809戸)。都区部のシェアが物件数で47.6%、戸数37.6%と、いずれも50%を下回った。

 各エリアの完成物件を駅徒歩分数別にみると、都区部は駅徒歩5分以内の戸数が3,673戸でシェア51.7%、徒歩6~10分は戸数2,818戸でシェア39.6%と徒歩10分以内が9割強を占めた。駅徒歩5分以内の戸数シェアが最も低かったのは埼玉県で、527戸・20.9%にとどまっている。

 18年下半期は、160物件・1万5,000戸前後が完成する見込み。


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