不動産業に携わる女性経営者や実務者を中心に組織する「不動産女性塾」（塾長：北澤商事（株）代表取締役会長：北澤艶子氏）は30日、明治記念館（東京都港区）で新年会を開催。一般社団法人化したことを発表した。
冒頭挨拶した北澤塾長は「不動産女性塾が設立して3年目。このたび一般社団法人化を実現した。ますます活動の場を広げていきたい。私は、新元号となる新たな年の目標を『新生＆希望』と掲げた。人生100年時代の今、いくつになっても成長できるということを忘れず、生涯現役を通したい」などと語った。
セミナーでは、内閣官房兼まち・ひと・しごと創生本部事務局地方創生総括官補の伊藤明子氏が「まちは不動産女子がつくる・選ぶ・育てる」をテーマに講演。超スマート社会、AIの進展、空き家活用の方向性などに触れ「これからの不動産事業者には“人”でないとできないことを考えていくことが必要。多様な働き方も受け入れ、誰もが豊かな暮らしができる社会を目指していただきたい」と話した。
続いて、特別ゲストとしてデザイナーのコシノジュンコ氏も登壇。「何事にも大切なのは“状況判断”が的確に行なえること。遊び心、つまりは余裕を持つことも不動産の仕事には必要では」と話し、「誰にでも未来がある。今日が一番若いのだから何でもできる。これまでの経験があるから怖がる必要はない」などと、参加者にエールを送った。
