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都内の賃貸マンションでIoT活用の実証実験

実証実験概念図

 東急不動産ホールディングス(株)は、東急住宅リース(株)が管理する東京都内の賃貸マンションで、IoTを活用したスマートホームサービス「Taskus」(タスカス)の第2弾の実証実験を開始した。

 「Taskus」は、東急不動産ホールディングスで実証実験を進めているIoTを活用したスマートホームサービス。住宅に設置されたIoTデバイスと、Taskusのための専用アプリを活用し、入居者が不在の時でも安心・安全に家事代行や玄関先への宅配などのサービスを提供する。

 第1弾では東急リバブル(株)所有の賃貸マンションで2018年10月に実施。それを踏まえ、第2弾では一般的な家事代行の「1回あたりの利用が2時間以上」という制限をなくし、2時間未満も選べるよう、30分、1時間、2時間の3つのコースを設定した。また、前回のように実証実験モニターは立ち会わず、同社が鍵を借り受けて家事代行を行ない、顧客の家事代行に対する満足度が向上するかどうか、どのコースが使い勝手がよいかどうかなどを検証する。希望者にはスマートロックを貸与し、カギ預かりをスマートロックで代替できるかについても同時に検証を行なう。家事代行サービス提供会社は、前回同様に(株)CaSy(東京都品川区、代表取締役社長CEO:加茂雄一氏)が実施する。モニターは、東京都内の5件の賃貸マンションにて募集。最大で月間4回のサービスを受けることが可能。

 実証実験は3月15日までの予定で、終了後、第1弾の結果とともに将来のIoTサービス構想の構築に生かす。


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