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健康と美容を追求した宿泊可能なモデルハウス

モデルハウス外観

 三井不動産レジデンシャル(株)とFujisawa SST協議会(代表幹事:パナソニック(株))は1日、複合開発プロジェクトFujisawa サスティナブル・スマートタウン(神奈川県藤沢市、約607区画)内に健康と美容を追求したライフスタイルを宿泊体験できるモデルハウスをオープンした。

 プロジェクトは、小田急江ノ島線「本鵠沼」駅徒歩11分に立地。総事業面積19万3,154.81平方メートル。総予定戸数が約1,000戸(戸建て約600戸、集合住宅約400戸)。まちの完成は2022年度の予定。

 両者は、17年9月に新たな商品開発やサービスの提供を目的に、宿泊体験可能なモデルハウス「Future Co-Creation FINECOURT」を開設。累計21組が宿泊体験し、好評を得た。今回は第2弾として、「住めば自ずと美しくなれる家」をコンセプトに、Fujisawa SST協議会のパートナー企業やグループ企業が協業し、オープンイノベーションによるサービスやAI・IoT技術を組み合わせて健康・美容を追求したライフスタイルを提案する。同スマートタウンの住宅購入検討者を対象に、宿泊体験を提供すると共に、ビジネスツアーの参加者に公開することで、間取りや設備、サービスに対する声を集め、新たな商品・サービスの開発や今後のまちづくりに生かしてく。

 モデルハウスでは、日々のストレスをケアし、健康をサポートする空間設計とソリューションを提案。ストレス軽減に効果が実証された植物を採用したオフィス空間設計「COMORE BIZ(コモレビズ)」を導入したほか、「スマートスピーカー」のシーン設定による住空間サポートと、睡眠環境サポートシステムも導入。宿泊体験者は、遺伝子を調べることで遺伝子型ダイエットタイプが分かる遺伝子検査キットの体験が可能。その結果を基にした特別メニューのディナーコースも体験できる。

 また、より美しくなれる空間設計とサービスも提案。東京ガス都市生活研究所の研究データを基にした理想の洗面空間や、肌分析・メイクアップアドバイス機能を備えた電子鏡「スノービューティミラー」を住宅に初導入。さらに、最適な栽培方法をアドバイスするIoTプランターを室内に試行設置。野菜に関する情報発信等も行ない、食生活もサポートする。

 宿泊体験期間は19年2月16日~7月28日の予定。


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