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流山で3棟目の物流施設竣工/日本GLP

「GLP流山III」外観

 日本GLP(株)は5日、流山エリア3棟目の物流施設「GLP流山III」(千葉県流山市)の竣工式を開催。施設を報道陣に公開した。

 同施設は、東武野田線「初石」駅から1.8km。常磐自動車道「流山」ICから約1kmに立地。敷地面積4万1,703.95平方メートル、プレキャストコンクリート造地上4階建て、延床面積8万9,385.99平方メートル。ワンフロアの床面積は約2万平方メートルで、1・2階と3・4階の2層使いが前提。ランプウェイにより1・3階へアクセスができるようにしている。免震構造の採用に加え、非常時の井戸水利用によるトイレ洗浄、非常用発電機による一部事務所エリアへの電力供給など、BCPにも配慮している。

 また、ワーカー向けに、1・4階に約100席のカフェテリアを設置。Wi-Fi設備を備えたほか、ドライバー用の休憩スペースなども整えている。2018年6月竣工の「I」には、館外からの一般利用もできるコンビニエンスストアを2月にオープンしたほか、託児所、コインランドリーなども用意している。共用施設は既存施設との共同利用が可能で、移動のためのシェアサイクルも用意している。

 代表取締役の帖佐義之氏は、「テナント企業の雇用確保のために、施設としてできることを考え、実行している。他の施設で働く方から、『ぜひこの施設で働きたい』という声をいただいたという話も耳にしている」と述べた。

 3棟の延床面積は約32万平方メートル。「III」は竣工前に満床となり、3棟すべてで満床稼働となった。

1階と4階にはカフェテリアを設備
「GLP流山I」には、コンビニエンスストア、託児所も


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