ミサワホーム（株）は、リファイニング建築を活用した事業展開を図る新会社「MA リファイニングシステムズ（株）」（東京都新宿区、代表取締役社長：作尾徹也氏）を、4月1日付で設立すると発表した。
リファイニング建築とは、新築同等によみがえらせる建築手法。一般的なリフォームやリノベーションとは異なり、建物自体の耐震性や耐用年数を大幅に向上させるほか、用途変更や意匠転換などにより、既存ストックを有効活用するための手法として注目されている。
ミサワホームでは、同手法を提唱してきた（株）青木茂建築工房と2015年に業務提携契約を締結し、築50年超の職員住宅を賃貸住宅に用途変更した「旧初台公宅用地有効活用事業」などを手掛けてきた。
今回、同社代表取締役の青木 茂氏を取締役とし、ミサワホームが100％出資する新会社を設立。これまでの経験を生かし、リファイニング建築の設計や不動産再生コンサルティングのほか、買取再販や賃貸収益も視野に入れた事業を展開していく。
今回の新会社設立を機に非住宅を中心としたストック活用提案を積極的に行ない、まちづくり事業の拡大を目指す。