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オークションを柱に売買強化/ピタットH

会場には500人超が集まった

 ピタットハウスネットワーク(株)は16日、品川プリンスホテルアネックスタワー(東京都港区)にて同社フランチャイズ加盟店向けの2019年度経営方針説明会を開催。加盟店の経営者や営業担当者など500人超が参加した。

 18年度は、接客コンテストやショップデザインコンテスト、各種研修といった例年行なっている取り組みに加え、全国規模の不動産オークションなどを開催した。その結果、期末の加盟店舗数は680店(前年度比40店増)となった。今後についても加盟促進を継続し、19年度末の店舗数を740店、さらに22年度には1,000店達成を見込む。

 19年度については、夏から秋にかけて加盟700店舗を達成する見込みであることから、9月頃をめどに加盟700店記念キャンペーンを打ち出す予定。また、19年3月に実施して一定の成果を上げた全国版の不動産オークションについても、売買仲介の柱と位置付け、9~10月にかけて実施する。媒介獲得のツールとして加盟店にアピールする計画。

 研修については、新たにグループのスターツアメニティー(株)の協力を得て実施する賃貸管理研修や、売買向けには買取再販に関する研修などを開始する。このほかにも、店舗間送客システムの強化や基幹システムのリニューアルなども進めていく。

 同社代表取締役社長の宮北英治氏は、「今後、加盟店数等、数の力が大切であることに変わりはないが、それ以上に質・内容重視の時代になっていくはずだ。限られた需要の中で、どうやって一人ひとりのお客さまに寄り添っていけるか。コンサルティング営業的な動きが求められる」と話した。

 また、ネットワーク加盟店の表彰式では、個人表彰として賃貸部門が金賞2人・銀賞3人・銅賞6人、売買部門で金賞2人・銀賞2人・銅賞3人を表彰。店舗表彰では、最優秀賞6店舗・優秀賞16店舗・敢闘賞39店舗等を表彰した。

 表彰式にはスターツグループ創業50周年を記念し、スターツコーポレーション(株)代表取締役会長で同グループCEOの村石久二氏も来場。同氏が創業した当時のエピソードを披露するとともに、「スターツはチームワークでやってきた会社。お客さまの住宅購入や賃貸の場面で常に誠実でなくてはならない。これを忘れなければ、ピタットハウスネットワークは日本を代表する不動産流通・開発会社のグループになれる」などと挨拶した。

「今後はコンサル的な営業が求められる」と話した宮北氏
「スターツはチームワークでやってきた会社」などと語った村石氏


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