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首都圏の新築戸建て成約価格、2ヵ月連続のプラス

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は23日、同社ネットワークにおける2019年3月の首都圏新築戸建てと中古(既存)マンションの登録・成約価格データを公表した。

 新築戸建ての平均成約価格は、首都圏3,481万円(前月比0.1%上昇)と上昇し、2ヵ月連続のプラスとなった。地域別では、前月まで回復傾向にあった神奈川県(3,620万円、同1.2%下落)と埼玉県(3,026万円、同1.1%下落)の変調に加え、東京23区が4,961万円(同2.7%下落)と、3ヵ月ぶりにマイナスとなった。一方、千葉県は2,831万円(同0.4%上昇)と、やや勢いが鈍化したものの、前月比プラスを維持。また、マイナス傾向にあった都下は3,692万円(同2.5%上昇)と、3ヵ月ぶりにプラスとなった。

 09年1月を100として算出した成約価格指数は98.3(同0.1ポイント上昇)し、2ヵ月連続のプラスとなった。

 既存マンションの成約価格は、首都圏で2,731万円(同4.2%下落)。前月まで3ヵ月連続でプラスだった都下(2,328万円、同25.2%下落)、および2ヵ月連続プラスだった東京23区(3,732万円、同8.4%下落)がともに大きくマイナスとなったことが主因だが、これらのエリアについては、前月の前月比がともに大きく上昇していたため、反動減とみることもできる。

 その他の地域は神奈川県2,324万円(同2.1%下落)、埼玉県1,891万円(同2.3%下落)、千葉県1,726万円(同18.3%上昇)だった。

 1戸当たりの成約価格指数は137.1(同6.1ポイント下落)と下落し、1平方メートル当たりの成約価格指数は147.8(同1.5ポイント上昇)と、2ヵ月連続のプラスとなった。


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