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賃貸・分譲好調で増収増益/三井不19年3月期

 三井不動産(株)は10日、2019年3月期決算(連結)を発表した。

 当期(18年4月1日~19年3月31日)は、売上高1兆8,611億円9,500万円(同6.3%増)、営業利益2,621億4,700万円(同6.6%増)、経常利益2,541億600万円(同5.7%増)、当期純利益1,686億6,100万円(同8.2%増)となった。

 賃貸事業は、既存ビルの賃料増額改定や、前期に開業した「東京ミッドタウン日比谷」(東京都千代田区)などの通期稼働効果、当期に開業した商業施設の収益寄与などで、売上高6,032億8,400万円(同8.0%増)、営業利益1,419億4,500万円(同2.6%増)となった。首都圏オフィス空室率(単体)は、1.7%(同0.5ポイント低下)。

 分譲事業は、高額物件の引き渡しが進み増収となったが、前期の高利益率物件の反動で減益。一方、投資家向けの海外住宅分譲などで物件売却が進んだため、売上高5,307億6,600万円(同6.2%増)、営業利益980億3,700万円(同18.1%増)となった。マンションと戸建ての契約状況については、計上戸数が3,758戸、完成在庫が171戸。

 次期は、売上高2兆円、営業利益2,670億円、経常利益2,460億円、当期純利益1,700億円を見込む。


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