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SEAネット、社宅代行送客が3年で2.5倍に

約120人が集まった

 スターツコーポレーション(株)は14日、東京ステーションホテル(東京都千代田区)で、提携する不動産会社の連携組織「SEAネットワーク」の2019年度全国大会を開催。会員企業経営者、管理職ら約120人が参加した。

 5月時点の会員数は112社・643店舗(前年度104社・429店舗)と店舗数が大きく増加、総管理戸数は54万7,128戸となった。18年度は、成功事例共有や人材育成等の研修に力を入れ、会員同士・スターツグループと会員との連携を強化。スターツグループからSEAネットワーク会員に送客した社宅代行送客数が約6,700件(同約4,300件)と大きく増加。15年の約2,700件から3年で約2.5倍に成長した。

 不動産売却関連で共同対応した実績は20件・成約に至ったのが15件、遠方の賃貸対応については共同対応した44件中39件が成約した。

 19年度の方針では、「社宅代行送客数のさらなる増加と成約件数・成約率のアップ」「グループと会員の情報共有」等を掲げた。SEAネットワークでのイベント開催や、スターツグループが実施するアンケートの結果をフィードバックするなど、地道な活動を展開していく計画。また、スターツグループが取り扱う国内外の物件情報やマンションやホテル、商業施設等の仕入れ情報を共有していく。

 同社SEAネットワーク事務局長の鶴岡伸朗氏は「仲介だけでなく、管理・建築・税務コンサルティングなど、各分野に対応できる『総合商社』のようなネットワークを目指す。現在まだ対応できていない、遺品整理や空き家管理への対応についても徐々に対応できるように体制を整えていきたい」などと話した。


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