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商業用不動産投資額、4半期ぶり東京が首位

 JLLは21日、2019年第1四半期における世界の商業不動産投資額に関するレポートをまとめた。

 当期の世界の商業用不動産投資額は、1,560億ドル(前年同期比8%減)と減少した。

 アメリカ大陸の投資額は620億ドル(同8%減)となり、投資意欲は引き続き堅調であるものの、今後の経済動向が投資活動に影響すると予測。また、EMEA(欧州、中東、アフリカ)の投資額は500億ドル(同22%減)で、イギリスのEU離脱問題により投資活動が鈍化したほか、前年同期で投資額5億ドル以上を記録した15市場のうち、12市場で投資額が減少したことが影響した。

 都市別投資額では、東京が4四半期ぶりに1位となった(65億ドル)。国内の事業会社およびJREITなどの国内プレーヤーによる投資が多く、全体の83%を占めた。2位は上海(63億ドル)、3位ニューヨーク(58億ドル)と続いた。

 通年の世界の投資額については、約6,900億ドルと予測している。


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