不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

FRK新理事長に山代裕彦氏

「人が主役の不動産流通業の担い手への教育・研修に力を入れていく」と話した山代新理事長

 (一社)不動産流通経営協会(FRK)は6日、ホテルオークラ東京(東京都港区)にて50回目となる定時総会を開き、2018年度の事業報告や、収支決算を承認・議決。また、改選期に当たり新役員の選任が行なわれた。

 新役員による互選で、新理事長には山代裕彦氏(三井不動産リアルティ(株)代表取締役社長)が選任された。前理事長の榊 真二氏は副理事長に就任する。

 総会後の懇親会で挨拶した山代氏は、「来年、FRKは創立50周年を迎える。これまで、インターネット時代の先駆けとなった『ホームナビ』の実現、標準書式の提供等、流通の新しい時代を先導するかたちで事業を展開してきた。4月に公表された『不動産業ビジョン2030』に盛り込まれたストック型社会の実現などに向けて重要な役割を担っている」などと述べた。
 その上で、今後力を入れていくポイントとして、「不動産流通市場活性化に向けた政策提言・研究・情報発信」、「需要に即して柔軟に対応できる新たな不動産流通制度・システムの構築」、「お客さまの問題を解決するサービス提供に向けた人材育成」の3つを掲げた。「ネットの普及により、お客さまと事業者の情報格差が縮まってくる。こういう時代だからこそ、人が主役の不動産流通業界において、担い手となる営業従事者への教育・研修が急務。今後はより一層力を入れていきたい」などと話した。


最新刊のお知らせ

2024年5月号

住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには? ご購読はこちら