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天神の複合開発、リッツカールトンを誘致

「旧大名小学校跡地活用事業」イメージ

 積水ハウス(株)と西日本鉄道(株)、西部瓦斯(株)、(株)西日本新聞社、福岡商事(株)の5社は8日、ホテル・オフィスを含む複合施設「旧大名小学校跡地活用事業」(福岡市中央区)を着工した。

 同プロジェクトは、更新期を迎えた民間ビルなどが集積する天神地区において、国家戦略特区による規制緩和等を活用して新たな空間と雇用を創出する福岡市の取り組み「天神ビッグバン」の西側に位置。

 約1万1,900平方メートルの敷地に、地上25階地下1階建ての複合施設等を建設する。オフィス・ホテル棟の17~24階には、九州初となるラグジュアリーホテル「ザ・リッツ・カールトン ホテル福岡」(総客室数:162室)を誘致。6つのレストランやバーの他、ビジネス向けの会議室やボールルーム、チャペル等も設ける。

 総面積約3万平方メートルとなるオフィスは、基準階が九州最大級の約2,500平方メートルで、高度なセキュリティ機能とBCP性能を備える。MICE機能を保持。また、旧大名小学校南校舎のスタートアップ支援施設「Fukuoka Grown Next」と連携し、創業支援や人材育成環境も提供していく。

 そのほか、約3,000平方メートルの広場も設け、イベントホールとの一体的利用によりにぎわいを創出することで、世界や地域との多様な交流拠点を創出していく。

 竣工は2022年12月の予定。


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