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既存マンション価格天気図、首都圏と中部圏は弱含み

 (株)東京カンテイは29日、2019年6月度の「中古(既存)マンション価格天気図」を発表した。全国47都道府県のファミリータイプの既存マンションの流通価格を70平方メートルに換算・集計。その価格変動を上昇傾向は「晴」、下落傾向は「雨」などの天気マークで表現した。

 同月は「晴」が16地域(前月18地域)と減少、「雨」は2地域(同1地域)と増加した。「曇」は10地域(同10地域)、「小雨」は4地域(同4地域)と変わらず、「薄日」は15地域(同14地域)と増加した。

 全国で天候が改善したのは7地域(同7地域)と変わらず。横ばいは28地域(同31地域)に減少、悪化は12地域(同9地域)に増加した。

 47都道府県のうち前月比価格が下落した地域数は19から20地域に増加。前月と同様大きな変化は見られないものの、北陸・甲信越地方で強含み、中国地方で弱含みの傾向となった。中国地方では全域で価格が下落しており、鳥取県、島根県、山口県で天候が悪化。三大都市圏は、近畿圏が好調さを維持しているが、首都圏と中部圏は弱含み、東京都が「晴」から「薄日」に、愛知県が「薄日」から「曇」にそれぞれ転落した。


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