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分譲事業ふるわず減収減益/三井不20年3月期1Q

 三井不動産(株)は2日、2020年3月期第1四半期決算(連結)を発表した。

 当期(19年4月1日~6月30日)は、売上高4,271億7,100万円(前年同期比3.4%減)、営業利益508億8,500万円(同8.8%減)、経常利益493億3,700万円(同9.7%減)、当期純利益331億8,000万円(同12.9%減)の減収減益。

 賃貸セグメントは、前期に竣工・開業した「日本橋高島屋三井ビルディング」(東京都中央区)、「msb Tamachi 田町ステーションタワーS」(東京都港区)等の通期稼働効果により、営業収益1,550億2,400万円(同8.0%増)、営業利益397億3,700万円(同12.8%増)の増収増益となった。当期末の首都圏オフィス空室率(単体)は2.0%。

 分譲セグメントについては、国内住宅分譲において、計上戸数が前年同期比で減少したことにより、減収減益。投資家向け・海外住宅分譲等では、JREITをはじめとする投資家への物件売却が進捗し、増収増益となった。セグメント全体では、営業収益1,075億7,600万円(同22.9%減)、営業利益118億8,000万円(同45.4%減)を計上。新築マンション分譲の当期計上予定戸数3,400戸に対する当期末の契約進捗率は86%だった。

 通期は、売上高2兆円、営業利益2,670億円、経常利益2,460億円、当期純利益1,700億円を見込む。


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