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歌舞伎町一丁目の再開発、8月に着工/東急電鉄

「歌舞伎町一丁目地区開発計画」外観イメージ

 東京急行電鉄(株)および(株)東急レクリエーションは、「歌舞伎町一丁目地区開発計画(新宿TOKYU MILANO再開発計画)」(東京都新宿区)を8月に着工する。

 東急レクリエーションが運営していた「新宿 TOKYU MILANO」の跡地等を活用し、複合施設を建設する。敷地面積約4,600平方メートル、延床面積約8万8,000平方メートル、地上48階地下5階建て。高さは約225m。都市観光拠点を目指し、ライブホール(地下1~4階、最大約1,500人収容)、劇場(地上8~11階、約850席)、映画館(地上12~15階、8スクリーン)、ホテル(17~47階)などで構成。ライブホール等では、若手アーティストの演奏など大衆娯楽文化を発信していきたい考え。ホテルは、(株)東急ホテルズが出店。アートや音楽といったまちの文化を織り込んだ客室を設けるほか、地域の社交場としてのルーフトップレストランを設ける。

 そのほか、1階に空港リムジンバスの乗降所を設けるほか、周辺エリアの整備も実施する。職安通り交差点の改良による空港連絡バスルートの形成、西武新宿駅前通りのリニューアル整備、歩行者ネットワークの形成なども行なう。施設に隣接するシネシティ広場では、屋外劇場として利用できる空間をつくる。地域と連携しながら、イベント開催などを行なっていく計画。

 東京急行電鉄開発事業部都内開発グループ課長・田島邦晃氏は「さまざまな都市文化を一ヵ所で体験できる空間をつくる。まちの回遊性とにぎわいの創出につなげていきたい」と話した。

 2022年8月31日の竣工を目指す。

ルーフトップレストランイメージ
空港リムジンバスの乗降所イメージ


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