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大阪・上町で超高層ZEH-M/積水ハウス

 積水ハウス(株)は18日、経済産業省の「平成31年度 超高層ZEH-M実証事業」に、分譲マンション「(仮称)上町一丁目タワーPJ」(大阪市中央区)が採択されたと発表した。

 同事業は、集合住宅におけるZEH-Mの普及を促進するための補助事業として今年度から新たに開始されたもの。
 「ZEH-M」は、2018年に定義付けられた集合住宅のZEHで、共用部も含め住棟全体で一次エネルギー収支おおむねゼロを目指す集合住宅。「(仮称)上町一丁目タワーPJ」(鉄筋コンクリート造地上36階・塔屋2階建て)は、全住戸でZEHを満たすとともに、住棟全体でもZEH-Mの基準を満たす。

 同マンションでは、全住戸の開口部に高層階まで対応できる高性能真空ガラスを採用することで、広い開口面積を維持しながら北海道の基準を超える断熱性能を確保。また、給湯設備を燃料電池エネファームにし、一次エネルギー消費削減率を向上させ、ZEH-Mの基準を達成した。併せて燃料電池エネファームを熱源とした床暖房や高効率エアコン、LED照明当の省エネ設備を導入することで、快適性と省エネルギー性を両立さた暮らしを実現する。

 なお、同社の戸建て住宅における18年度のZEH比率は79%、累積棟数は4万7,575棟(19年7月末時点)、集合住宅における18年度のZEH-M供給実績は44棟に上る。


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