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「稲毛海岸」駅徒歩圏で全253戸の戸建分譲

「アールデコ」をテーマに、それぞれの特色を出した外観デザインとしている(三井不動産レジデンシャルの分譲住戸)
三菱地所レジデンスの分譲住戸

 三菱地所レジデンス(株)と三井不動産レジデンシャル(株)は、今月下旬より販売を開始する「稲毛海岸 美浜の杜シティ」(千葉市美浜区、総区画数253戸)をマスコミに公開した。

 JR京葉線「稲毛海岸」駅徒歩12分、JR総武線「稲毛」駅徒歩17分。両社が株主である京葉土地開発(株)の所有地、約4万146平方メートルの再開発事業。

 曲線を取り入れた道路線形により、散策したくなるような街区を形成。通りごとにシンボルツリーを定め、緑量の確保と併せて、景観の統一を図っている。また駅への最短ルートとなる陸橋交差点へ向けゲートを設置し、まちのゲートとしての作り込みも行なっている。

 セキュリティ対応では、防犯カメラを各ゲートに設置。1日1回の街区内の巡回警備を実施すると共に、ホームセキュリティ設備も各住戸に標準で設置する。

 コミュニティ形成の支援に向けては、まちの中心に集会所を設置。公共スペースでのルールを定めた街憲章「美浜の杜シティ 基本マナー」定め、運用していく。なお、入居に合わせ、2社合同の入居予定者が集っての交流会を開催する計画。

 住戸については、三菱地所レジデンスが139区画、三井不動産レジデンシャルが114区画を販売する。統一された全体景観を実現するため、住戸は両社とも「アールデコ」をテーマにデザイン。その上で三菱地所レジデンスはニューヨークブルックリンスタイル、三井不動産レジデンシャルはプレーリースタイルの特色を出しながら、全体の調和を生み出していく。

 土地面積は約110~135平方メートル、建物面積は約96~122平方メートル、木造枠組壁(2×4)工法。

 9月14日よりモデルルームの事前案内会を開催しており、10月5日にモデルハウスをグランドオープン。これまで両社とも、約300件の反響、約100件の集客を得た。来場者については、千葉市内居住者が過半数を占めているが、JR2路線が使える立地から、船橋、浦安、東京など広域から来場者を集めている。家族構成は3~4人が多く、30歳代、年収500万から700万円がボリュームゾーンだという。

 第1期販売では、三菱地所レジデンスが27戸、三井不動産レジデンシャルが26戸程度の販売を行なう計画。価格は未定だが、4,300万円台から5,000万円台となる見込み。

 2022年の春頃の完売を目標に販売活動を行なっていく。

スマートフォン連動型インターフォンや宅配ボックスなど、ニーズの高い設備を両社共通で採用している


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