不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

都心5区ビル、空室率低下0.7%台で推移

 三幸エステート(株)は10日、2019年9月度の東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)および全国6大都市(東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡)の大規模ビル(基準階貸室面積200坪以上)のマーケットデータを公表した。

 東京都心5区の空室率は0.70%(前月比0.01ポイント低下)と低下した。新築ビルの多くが竣工時点でほぼ満室に近いテナントを誘致していることや、既存ビルでテナント募集を開始した場合にも現空床となる前に館内テナントの増床等で成約に至るケースが多く、空室として顕在化しないことが要因として考えられる。現空面積は4万8,874坪(同56坪減)。
 1坪当たりの募集賃料は3万613円(同138円上昇)。募集面積は22万2,623坪(同4,293坪増)となった。

 全国6大都市の空室率は、東京23区が1.0%(同0.1ポイント上昇)、札幌市1.7%(同0.1ポイント低下)、仙台市4.0%(同0.1ポイント低下)、名古屋市1.3%(同0.1ポイント上場)、大阪市1.3%(同増減なし)、福岡市1.4%(同0.1ポイント上昇)。


最新刊のお知らせ

2024年5月号

住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには? ご購読はこちら