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テレワークをテーマに公開座談会/ザイマックス

公開座談会の様子。先進企業によるテレワークの取り組みが披露された

 (株)ザイマックスは24日、同社が展開している法人向けサテライトオフィス事業「ZXY(ジザイ)」ユーザー向けに、公開座談会「変わる! オフィスの在り方」を開催した。

 最初に(株)ザイマックス不動産総合研究所が、「ZXY」の利用登録者アンケートをもとに分析した通勤時間と業務効率の関係を紹介。首都圏オフィスワーカーの平均通勤時間(片道)が49分であり、通勤時間が長くなるほどストレスが増大し、通勤ストレスが高いほど生活満足度や勤務先への帰属意識が低いことなどを指摘。ワーカーが「楽しく働けている」と感じることができる通勤時間は45分以内だとした。

 その後、2020年の東京オリンピック開催期間中の交通混雑回避を目標にテレワークに取り組む先進企業各社が自社の取り組みを発表。同期間中、東京本社を閉鎖して2,000人がテレワークで働くことを目標に掲げる(株)リコーは、社内事業所にサテライトオフィスを設けると共に、「ZXY」といった外部のサテライトオフィスも活用。各自のワークライフバランスに合わせて場所や時間が選べるよう選択肢を増やしていることなどを紹介した。

 また働き方改革としてフリーアドレス化を進めている(株)KADOKAWAでは、「テレワーク・デイズ2019」で10のテレワーク体験プランを企画。「子連れワーク」「在宅勤務」や実家に帰省する「ふるさとワーク」「ワーケーション」などさまざまなメニューを用意することで、テレワーク促進に効果を挙げたことなどを報告した。

 そのほか、(株)日立製作所、富士通グループなどの取り組みが紹介された。


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