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EXPOCITY内で対話ロボットの実証実験

 三井不動産(株)は29日、同社が運営する大型複合施設「EXPOCITY」(大阪府吹田市)において、対話ロボットを活用した実証実験を開始すると発表した。

 同社は2018年3月、大阪大学と「『学ぶ』楽しさを感じられる空間を創出し、地域社会に貢献する」ことを目的とした連携協定を締結。今回の実証実験では、同大学大学院基礎工学研究科教授の石黒 浩氏が代表を務める研究プロジェクト「人間機械共生社会を目指した対話知能システム学」を活用し、人間に酷似したアンドロイドや小型の人間型ロボットによる対話サービスの実現に向けた実証実験を行なう。

 具体的には対話ロボットを使ったショップ案内や販売員の業務支援などを行ない、解決すべき課題を検討していく。また、対話ロボットの利用に関する問題を市民と議論するワークショップなどをEXPOCITY内で開催し、ロボットと人が共生する社会に向けてロボット利用の社会規範を提案していく。

 12月より順次開始する。実証実験の期間は5年間。

実証実験で利用される予定のロボット


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