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19年最優秀リノベ作品は「鹿児島断熱賃貸」

総合グランプリとなった「鹿児島断熱賃貸〜エコリノベ実証実験プロジェクト〜」

 (一社)リノベーション協議会は12日、「リノベーション・オブ・ザ・イヤー2019」の授賞式を開催した。

 1年を代表するリノベーション作品を決定するコンテストで、今年で7回目の開催となる。コンテストでは、消費者にとって関心の高い施工費別に「500万円未満部門」「1,000万円未満部門」「1,000万円以上部門」「無差別級部門」の4部門を設置。今年はエントリー企業数97社、エントリー作品数279といずれも過去最大規模となった。

 1次審査はSNSを活用し、一般ユーザーの声を取り入れ60作品を選出。最終審査で選考委員(住宅系を中心としたメディアの編集者9名で構成)によって、総合グランプリ、部門別最優秀作品賞4点、特別賞13点を決定した。

 総合グランプリは、「鹿児島断熱賃貸〜エコリノベ実証実験プロジェクト〜」((株)大城(鹿児島県鹿児島市))。同作品は、新築基準をはるかに超えるレベルの性能を実現しており、住宅市場への幅広い波及効果が期待される点が評価された。

 また、「500万円未満部門」最優秀作品賞は、「我が家の遊び場、地下に根ざす」((株)ブルースタジオ)を選出。「1,000万円未満部門」最優秀作品賞は、「my dot.-東京の中心で風呂に住む-」((株)リビタ)。「1,000万円以上部門」最優秀作品賞は、「5世代に渡り受け継がれる、築100年の古⺠家」((株)アトリエいろは一級建築士事務所)。「無差別級部門」最優秀作品賞は、「古くなった建物に、新築以上の価値を。~戸建性能向上リノベ実証PJ」(YKK AP(株))となった。


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