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設立40周年記念のフォーラム開催/管理協

「マンション・バリューアップ・アワード 2019」部門賞受賞者たち。工事部門の西京極大門ハイツ管理組合法人理事・佐藤義雄氏(左から3番目)がグランプリを受賞した

 (一社)マンション管理業協会は13日、設立40周年を記念した「マンション イノベーション フォーラム 2019」を、すまい・るホール(東京都文京区)で開催した。

 マンション管理におけるさまざまな取り組みや事例についてナレッジ共有を図るとともに、次世代のマンション管理について考え、業界における今後の課題解決ならびにイノベーションにつながる活動の一環として開催。近畿大学で「近大マグロ」のプロデュースを手掛けた(株)DG TAKANO COO 横山創一氏が、「未来を創る個人と組織の在り方」をテーマに特別講演を行なったほか、29歳以下の管理会社の若手社員が未来のマンション管理像についてプレゼンテーションした。

 昨年までの「マンションいい話コンテスト」をリニューアルし、新たに実施した「マンション・バリューアップ・アワード(MVA)2019」の公開最終審査および表彰式も実施。今回は、全国の管理会社社員や管理組合より779件の応募があった。

 「マンションライフ」「工事」「防災」「財政」「高齢者対応」の5部門からそれぞれグランプリノミネート作品を選出。工事部門から、西京極大門ハイツ(京都市右京区)管理組合法人理事の佐藤義雄氏の「省エネ・創エネで共用部分電気代を97%削減」がグランプリを受賞した。審査委員長の横浜市立大学国際教養学部教授・齊藤広子氏は、「グランプリ選出の理由は、日々の努力に他ならない。自分たちの住まうマンションを少しでも良くしたい、その思いがあってチャレンジしている姿勢が評価された」と講評した。

 主催者挨拶に立った同協会理事長の岡本 潮氏は、「マンション管理をめぐる情勢は大変厳しく、問題は山積している。日々イノベーションを続けていかなければ、日本のマンションを支えられない。若い人たちを中心に、マンション管理業のイノベーションに取り組み、ビジネスモデルを大きく変えていってほしい」などと話した。

「若い人たちを中心に、マンション管理業のイノベーションに取り組み、ビジネスモデルを大きく変えていってほしい」とエールを送った岡本理事長


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