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「スマートウェルネス体感パビリオン」が閉館

 すてきナイスグループ(株)は23日、横浜市および慶應義塾大学と共同で運営してきた家づくりの学びと体験ができる施設「スマートウェルネス体感パビリオン」(横浜市鶴見区)を閉館した。

 同施設は、健康寿命の延伸に寄与し、環境にも貢献する「スマートウェルネス住宅」について、エンドユーザーから建築や医療・福祉関係者、学術関係者などが実体験を通じて学べる施設として2015年10月にオープン。断熱性の違いを体感できる「くらべルーム」や、断熱・木材の快適性を実感できるモデル住宅により、スマートウェルネス住宅の「温熱」「空気」「睡眠」「安全・安心」「省エネ・エコ」の5つの要素について体感できる。

 開館から4年強が経過し、来場者数は1万8,000人を突破。地域の学生が1,300人、海外視察も18ヵ国・250人が来場するなど、スマートウェルネス住宅の周知に一定の成果を得たと判断した。今秋の台風により施設の一部が被害を受けたこともあり、閉館後は建物を解体する予定。跡地の利用方法は未定。

 なお、群馬県高崎市と新潟市中央区のモデルハウス併設の「スマートウェルネス体感パビリオン」については、今後も運営を継続する。


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