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住宅所有意向、どの世代でも高く/カーディフ生命

 カーディフ生命保険(株)は8日、「世代別の生活価値観・住まいに関する意識調査」の結果を発表した。調査対象は全国の男女2,156人で、住宅購入経験者に対する設問は、世代間比較のためブーストサンプル(20~34歳の男女587人)も追加。「平成世代」(20~34歳)「ロスジェネ世代」(35~49歳)、「バブル世代」(50~59歳)の3つに世代を区切り、比較調査をしている。

 住宅の購入意向については、平成世代で78.1%、ロスジェネ世代で78.4%、バブル世代で78.8%が「買う派」と回答。シェアリングエコノミーが浸透している現在でも、住宅についてはいずれの世代でも約8割が所有したいと考えていることが分かった。

 住宅に関する価値観については、「仕事の疲れをいやす休息場所」の回答が平成世代(51.2%)、ロスジェネ世代(52.8%)、バブル世代(54.1%)といずれの世代でも割合が高かった。一方で「家族が団らんする場所」(平成世代52.5%、ロスジェネ世代43.2%、バブル世代44.0%)、「家族が思い出を刻むもの」(平成世代40.2%、ロスジェネ世代28.5%、バブル世代26.3%)と、世代間で差が見られた。

 住宅ローン利用者に対する住宅ローン返済について聞いたところ、「返済に不安を感じる」との回答は、平成世代74.1%、ロスジェネ世代が69.2%、バブル世代が57.9%で、平成世代が他世代よりも不安を抱えている率が高くなった。不安理由についてはいずれの世代も、「病気やけがによる収入減」、「急な出費の発生」、「リストラや配置転換などの収入減」の順。


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