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着工平準化が寄与/タマホーム20年5月期2Q

 タマホーム(株)は15日、2020年5月期第2四半期の決算説明会を開催。同社取締役副社長の玉木克弥氏が同期の業績や下期以降の見通しについて説明した。

 同期(19年6月1日~11月30日)の決算(連結)は、売上高992億6,300万円(前年同期比19.8%増)、営業利益41億1,300万円(同36.6%増)、経常利益39億8,800万円(同30.4%増)、当期純利益25億900万円(同22.5%増)。売上高・営業利益共に上場来最高を記録した。

 主力の住宅事業は、豊富な期初受注残を受けて、順調に完工・引き渡しが進捗。各月の着工棟数平準化の効果も表れてきたことから、利益も改善している。引渡棟数は4,226棟(同18.7%増)、セグメント売上高は786億9,900万円(同23.2%)、営業利益2億5,800万円(前年同期:営業損失17億9,500万円)と黒字転換した。
 一方、受注については、天候不順や消費増税の影響を受けて注文住宅受注棟数が4,782棟(同13.4%増)、戸建分譲受注棟数は342棟(同54.8%増)、合わせた受注金額は910億5,200万円(同5.6%減)となった。

 不動産事業では、戸建て分譲事業の引渡棟数が302棟(同39.2%増)と大幅に増加。販売用不動産の売却の利益率が低下したこともあり、セグメント売上高162億3,300万円(同7.6%増)、営業利益31億6,300万円(同27.7%減)と、増収減益となった。

 通期業績については売上高2,000億円、営業利益77億円、経常利益75億円、当期純利益43億円を見込む。

 玉木氏は「戸建分譲は、注文住宅事業に比べてまだまだ伸ばせる余地がある、分譲用地の仕入れは順調に進捗しており、今後も戸建分譲事業をさらに加速していく」などと語った。


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