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渋谷・宮下公園を含めたホテル等の複合開発

「MIYASHITA PARK」全体俯瞰図
「MIYASHITA PARK」イメージ図

 三井不動産(株)は20日、渋谷区と共に推進している「(仮称)新宮下公園等整備事業」(東京都渋谷区)の街区名を「MIYASHITA PARK」に決定したと発表した。2020年6月にグランドオープンする。

 PPP(パブリックプライベートパートナーシップ)事業で進めているもので、渋谷区立宮下公園および駐車場の再整備プロジェクト。立体都市公園制度を渋谷区内で初めて活用。公園、駐車場といったこれまでの都市機能の再整備に加え、商業施設などを融合させることで、公園の魅力の最大化、まち全体のにぎわいを創出する。

 敷地面積約1万740平方メートル。延床面積は約4万6,000平方メートル、全長約330mからなる公園・駐車場・商業施設・ホテル(客室数240室)が一体となった、新たな低層複合施設を開発する。南北2つの街区に分かれていた渋谷区立宮下公園を、道路上空も含めて公園として一体化。フルフラット、かつバリアフリーの空間を実現する。公園の南街区には、これまで長く親しまれてきたスケート場やボルダリングウォールに加え、多目的運動施設(サンドコート仕様)を新設。誰もが気軽にスポーツを楽しみ、交流できる場を提供する。

 なお渋谷区は、開園後の運営管理については指定管理者制度を活用。三井不動産、西武造園(株)で構成される「宮下公園パートナーズ」が指定管理者として運営管理にあたる。


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