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東急不、千里NT桃山台で高級レジ発売

「ブランズ桃山台」模型。手前の緑が桃山公園。全戸南向き。7階以上のバルコニー手摺をガラスとしておりパークビューが楽しめる
標準タイプのモデルルーム。天井高は2,600mmを確保

 東急不動産(株)は20日、分譲マンション「ブランズ桃山台」(大阪府吹田市、総戸数80戸)のモデルルームをオープン。25日より販売を開始すると発表した。

 同物件は、北大阪急行線「桃山台」駅徒歩1分に立地する、地上13階建てのマンション。建設地は大阪府の駐車場跡地で2018年2月に同社が入札で取得した。敷地南側には広さ6haの桃山公園が隣接。標高55mの高台で、大阪市内を公園越しに一望できる絶好のロケーションのため、「パークビュー」を売りにした高級レジデンスとして「北摂のフラッグシップ物件」と位置付け開発した。

 全戸南向き。北摂エリアの高級マンションに住むハイエンドユーザーに、住まいに求める要素等をヒアリングし、商品に反映している。1フロア9戸を2つに分け、4・5戸にエレベータ1台の設計としたほか、両面バルコニー住戸も1フロア4戸設定。10階以上を「プレミアムフロア」とし、内廊下としているほか、設備・内装・建具のグレードを上げている。天井高も、一般住戸で2,600mm、プレミアムフロア2,800mm、最上階3,000mmを確保している。

 共用設備として、11階にパークビューラウンジを設置。駐車場も、平置き14台を含む65台を用意している。また、ソフトサービスとして同社の会員制リゾート定期利用権、東急スポーツオアシスによるエクササイズプログラム等のソフトサービスも充実させた。

 住戸は、2LDK~4LDK、専有面積約64~145平方メートル。販売予定価格は、6,300万円台~3億円台。最多価格帯は9,000万円台(約83平方メートル)。1億円超の住戸は10戸設定される見込みで、千里ニュータウンでは類を見ない高額マンションとなる。同社の会員組織の登録者などごく限られたユーザーにのみ事前案内を実施。現在の反響数は280組、予約制の事前来場者が130組。来場者の半数が地元吹田市、ほとんどが北摂エリア在住の高所得者層。40代後半~50代前半が約4割、60歳台が3割とシニア層が多い。

 同日会見した同社執行役員住宅事業ユニット関西住宅事業本部本部長の川井啓多氏は「3年前、用地取得に当たりこの高台(建設地)に立った時、目の前に広がる光景に胸が躍った。公園に隣接し、四季折々の表情の変化を楽しめる潤いある環境は、世界の名だたる邸宅街同様、終の棲家となりえる高級レジデンスをつくれると考えた。顧客の反応もいい。関西では、芦屋に続く高級レジデンスとなるが、東京都心の高級レジデンスに負けない商品としたい。当社は今年、関西進出から50年を迎えた。この物件を北摂のフラッグシップとしたい」などと抱負を語った。

最上階、販売価格3億円の住戸モデル。天井高は3,000mmで抜群の眺望が楽しめる


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