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インドに初進出、バンガロールでオフィスビル/三井不

「RMZエコワールド30」外観イメージ

 三井不動産(株)は、三井不動産アジア(株)(所在地:シンガポール)を通じ、インド共和国カルナータカ州バンガロール市において、大規模オフィスビル開発事業「RMZエコワールド30」に参画する。

 同社グループ初のインドにおける事業で、共同事業者はインド大手ディベロッパー「Millennia Realtors Private Limited(以下、RMZ社)」、事業シェアは50:50。RMZ社は、インド主要都市における最先端オフィスビルの開発、ITを活用した運営で豊富な実績を有する。

 バンガロール市はインド第3の都市であり、「インドのシリコンバレー」と称される世界的なIT産業集積地。多数のグローバル企業や大手インド企業が研究開発拠点を設置し、全国から高度IT技術者の流入が促進され、インド発のスタートアップ企業も急増するなど、厚みのある産業基盤が形成されている。

 計画地は、同市南東部のITパーク集積エリアにおける、RMZ社フラッグシップITパーク「RMZエコワールド」内に所在。開発するビルは、敷地面積約8万2,000平方メートル、地上12階建て、4棟構成。貸付面積約33万平方メートル(約10万坪)、基準階面積約2,100~3,200平方メートル。2棟ずつ2期に分けて開発する計画で、第1期が2020年着工、22年竣工予定、第2期が20年着工、23年竣工予定。

 なお、RMZエコワールドはすでに2街区、約20万坪が稼働しており、グローバルIT企業、金融機関、コンサルティングファーム等が入居、合計約6万人が就業している。飲食店、フードコート、クリニック、ウェルネスセンター、野外ステージなど、多様な利便施設を揃え、ソフト面では、就業者間の交流イベントを積極的に実施。良質な就業環境を提供している。


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