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都心Aクラスビル賃料、リーマン以降の最高値更新

 三幸エステート(株)は4日、(株)ニッセイ基礎研究所と共同開発した成約賃料に基づくオフィスマーケット指標「オフィスレント・インデックス」(2019年第4四半期(10~12月)版)を公表した。

 東京都心部のAクラスビル(延床面積1万坪以上、1フロア面積300坪以上、築年数15年以内)の坪当たり賃料は、4万2,242円(前期比2,618円上昇)と、再び4万円台となり、リーマンショック以降の最高値を更新した。空室率は0.6%(同変動なし)と横ばい。5四半期連続の1%割れと品薄感は強く、前期の下落に対する反動も加わり、賃料は一段と上昇した。

 Bクラスビル(1フロア面積200坪以上でAクラスに含まれないビル)の坪当たり賃料は2万2,521円(同539円下落)と3期ぶりの下落。空室率は0.6%(同0.1ポイント減)と統計開始以来の最低値に再び並び、7期連続で1%を下回っている。

 Cクラスビル(1フロア面積100坪以上で200坪未満、築年数制限なし)は、坪当たり賃料が2万133円(同22円上昇)と6期連続の上昇。2期連続で2万円を上回った。空室率は0.6%(同0.1ポイント下降)と再び統計開始以来の最低値。相対的な割安感で需要が底堅く、6期連続で1%を下回った。


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