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フレキシブルオフィス、9割弱が都心5区に集中

 (株)ザイマックス不動産総合研究所は、「フレキシブルオフィス市場調査2020」の結果を公表した。

 「一般的な賃貸借契約によらず利用契約を結び、事業者が主に法人ユーザーに提供するワークプレイスサービス」を「フレキシブルオフィス」と定義。東京23区内における拠点数や面積等のデータをまとめた。調査は1月、インターネット調査および事業者へのヒアリング等で実施した。調査対象は稼働中もしくは20年中に開業予定のフレキシブルオフィス。

 東京23区内で20年開業予定・開業年不明のものも含むフレキシブルオフィスは569件、総面積は約16万坪だった。オフィスストック約1,296万坪の約1.2%となる。開業スピードは年々増加しており、19年には98件(前年比15件増)が開業した。

 また、都心5区(千代田区、中央区、港区、渋谷区、新宿区)と周辺18区に分けて供給状況を調査したところ、件数ベースではフレキシブルオフィスの86.7%が都心5区に集中している。同社では、「東京23区内から23区内に通勤するワーカーの9割は周辺18区に自宅がある。職住近接ニーズやテレワークニーズの受け皿として、郊外エリアにもフレキシブルオフィスの広がりが求められる」とした。


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