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東京・四谷の複合施設、オフィス棟満床で竣工

北西側から見た複合施設「CO・MO・RE YOTSUYA」

 (独)都市再生機構(UR都市機構)は20日、「四谷駅前地区第一種市街地再開発事業」の複合施設「CO・MO・RE YOTSUYA(コモレ四谷)」(東京都新宿区)の竣工に伴うプレス向け見学会を開催した。

 UR都市機構が施行する市街地再開発事業。三菱地所(株)および同社と阪急阪神不動産(株)、太陽生命保険(株)の3社が共同出資する第5メック都市開発特定目的会社の両事業パートナーとともに、開発を進めてきた。(関連記事:1月30日のニュース

 JR・東京メトロ「四ツ谷」駅から徒歩1分、地区面積は約2.4ha。国有地、区立小学校跡地、民有地で構成される同地区に、複合施設と複数の広場等を整備した。建物は敷地面積約1万7,900平方メートル、鉄骨造一部鉄骨鉄筋コンクリート造鉄筋コンクリート造地上31階地下3階建てで、延床面積は約13万9,600平方メートル。

 オフィス棟「YOTSUYA TOWER」(地上3~30階)は、フロア天井高2,800mm、オフィスの奥行き19m、フロア面積約2,000平方メートルを確保。非常時でも、専用部へ1平方メートル当たり15VAの電力を供給する。LINE(株)、朝日生命保険相互会社、理研ビタミン(株)など14社が入居する予定で、竣工1年前までに満床となった。なお、13~15階には、運輸安全委員会、国土交通政策研究所など国の機関が入居する。
 商業ゾーン「CO・MO・RE Mall」(地下1階~地上2階)の39区画には、食品スーパーやドラッグストアといったデイリー物販のほか、クリニック、飲食店などを誘致。全区画の店舗が決定しており、7月末から8月初旬にかけ順次開業する予定。
 公益施設「四谷スポーツスクエア」「四谷クルーセ」(地下2階~地上4階)の地下2階には、敷地面積326平方メートルの多目的ホールを設置。バレーボールやバドミントン、卓球、ダンス、ヨガ、講演会などが行なえる多目的ホールとして利用できる。会議室、音楽室も設置している。

 なお、「ザ・レジデンス四谷アベニュー」「ザ・レジデンス四谷ガーデン」の住宅計60戸は、従前権利者に41戸を提供。残りの住戸は、三菱地所レジデンス(株)が分譲する。間取りは30平方メートル台~130平方メートル台までさまざまで、3月中旬から下旬にホームページを開設し、分譲を開始する。

 7月22日に工事を完了させ、その後まちびらきを行なう予定。

災害時には防災活動拠点として使用できる「コモレビの広場」
天井高8m90cmを確保した「多目的ホール」


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