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「八潮らしい街並み景観」の認定取得/中央住宅

「マインドスクェア八潮 やすらぎの家」完成イメージ

 ポラスグループの(株)中央住宅は、同社が開発する分譲住宅「マインドスクェア八潮 やすらぎの家」(埼玉県八潮市、全11戸)が、2019年9月に八潮市が創設した「八潮らしい街並み景観・分譲住宅認定制度」の第1号認定を取得したと発表した。

 同制度は、地域に根差した八潮らしい街並みづくりを推進するため、「やしお家づくりデザインマナーブック」のデザイン要素を踏まえ建築された新築戸建住宅を、八潮市が認定するもの。道路に面した部分の外壁の一部に、自然素材(木材、漆喰など)または木目調の外壁材を用いることなどを必須項目とし、デザイン性などの努力項目の適合数に応じて、3段階で評価する。

 「マインドスクェア八潮 やすらぎの家」は、「人と木がつながる休らぎの家、子育て家族がつながる安らぎの家」がテーマ。同制度に対応するため、木目調の外壁材を使用し、屋根形状も切妻・寄棟に統一するなどして必須項目をクリア。その上で、各戸の道路境界部へのポスト・TVフォン、宅配ボックスが一体となった門柱ユニットを設置し、通りから見える場所をはじめ随所に植栽を施すなど、努力項目16項目中12項目にも適合させることで、最高基準の「★★★(星3つ)」の認定を受けた。

 東武スカイツリーライン「草加」駅よりバス11分、「伊草」バス停より徒歩2分に位置。敷地面積100~122平方メートル、建物面積93.29~97.06平方メートル。間取りは3LDK+DEN+2W~4LDK+階段下パントリー+Wなど。販売価格は2,900万~3,900万円台の予定。15日から販売開始し、竣工は20年7月下旬を予定。

 14日に行なわれた認定証授与式で、大山 忍市長は「同分譲住宅は、同制度の今後のモデルケースになると思う。住宅は個人のものではあるが、まちづくりの一部でもある。これからも住みやすい地域のナンバーワンを目指して、官・民・地域で連携を図っていく」などと述べた。
 また、同社代表取締役社長の品川典久氏は「今回、第1号認定をいただいたことを機に、より一層八潮市の美しいまち並み形成の一翼を担うような分譲住宅の企画・供給に力を入れていきたい」などと語った。

八潮市役所で行なわれた認定証授与式の模様。左が大山市長、右が品川社長


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