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物流施設3棟、満床で稼働開始/野村不

「Landport青梅II」外観

 野村不動産(株)は1日、物流施設「Landport青梅II」(東京都青梅市)、「Landport習志野」(千葉県習志野市)、「Landport厚木愛川町」(神奈川県愛甲郡)を3月に竣工、すべて満床での稼働を開始したと発表した。

 「Landport」シリーズは、通常のマルチテナント型物流施設の開発に加え、物件ごと、またはフロアごとに入居企業の業種を特定し、各業種特有の機能を標準仕様として付加するカテゴリーマルチ型物流施設の開発を推進している。

 「Landport青梅II」は、飲料・重量物を取り扱う業種を対象としたカテゴリーマルチ型物流施設として開発。圏央道「青梅」ICから約2.5km、JR青梅線「小作」駅より徒歩10分に立地。敷地面積約4万720平方メートル。鉄筋コンクリート造鉄骨造地上3階建て、延床面積約6万7,048平方メートル。テナントの要望を取り組む協議を計画早期から実施しており、鴻池運輸(株)が1棟利用している。 

 「Landport習志野」は、EC関連業種を対象に開発。JR京葉線「新習志野」駅約3km、東関東自動車道「谷津船橋」IC約4km。敷地面積約6万1,725平方メートル。コンクリート充填鋼管構造5階建て(5階のみ鉄骨構造)、延床面積約14万2,735平方メートル。同社物流施設の中では単体で最大級の物件で、1フロア約7,000坪。庫内から倉庫への移動距離を考慮し、コアを3エリアに分散設置した。(株)ZOZOをメインに、複数テナントが入居している。

 「Landport厚木愛川町」は、複数テナントの利用を見込むマルチテナント型物流施設として開発。首都圏中央連絡自動車道「相模原愛川町」ICより約3km、JR相模線「原当麻」駅より約4.4km。敷地面積約3万9,853平方メートル。鉄筋コンクリート造一部鉄骨構造6階建て、延床面積約9万5,572平方メートル。BCP対応として免震、非常用発電機を採用したほか、危険物倉庫の附設を実施。庫内利用者の利便性の向上に向け、カフェテリアやミニコンビニを設置した。アサヒロジ(株)をメインに、複数テナントが入居している。

「Landport習志野」外観
「Landport厚木愛川町」外観


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